私自身が普段育児をする中で特に感じていること。
それは、「親(育児者)のストレスは往々にして子どもに流れる」ということ。
これは怒りの感情にもいえることですが、ストレスや怒りは高い(強い)ところから低い(弱い)ところへ、また近い関係性であればあるほどより強く出てしまうという特性があります。
これって、とても悪循環ですよね。
親から子へ、その子から更に下の兄弟姉妹へ、そしてまた兄弟ゲンカをする子どもに親が怒る...なんて形で結局返ってきたりもします。そしてこの負の連鎖はいつしか周りにも広がっていきます。
私も以前、イライラして子どもたちに当たってしまうことが多々ありました(今でも全く無いわけではありません^^;)
特に仕事や家事で疲れている時にはいつも以上に怒りやすく、
”ちょっと待ってね”が
”今忙しいのが見てわからないの!”
になってしまったり、
必要以上にドアをバンッとしめたり、
ため息ばかりついたり。
感受性の高い子どもたちは、大人の態度にとても敏感です。
機嫌の悪いお母さんを見て喜ぶ子どもはいません。
機嫌の悪い親の姿ばかりみていると、いつしか親の顔色をうかがうようになったり、
はたまた反抗や問題行動を起こして親の注意を引いてみたりといった行動にも発展しかねません。
そこで。
私がお勧めしたいのは、手抜き育児です。
もちろん、育児を放棄したり、怠慢になることを勧めているのではありません。
ただ、自分の中にある「母としてやるべきこと」や
「母としてあるべき姿」から自分を解放して、母業から少しお休みするのです。
例えば、炊事、洗濯、掃除、送り迎え、読み聞かせ、寝かしつけ。
これらの膨大な量の仕事を自分で全部こなさないといけないと思っていませんか?
そしてできなかった時に自分を責めていませんか?
たまには休業日を決めて、とことんゆっくりする。
ぐうたらしたり、趣味や好きなことをして過ごす。
そしてここが重要ですが、自分時間を楽しむことに罪悪感を感じない。
自分に合った息抜き法を活用して自分の心身の健康を保つことも、親としての責任をはたすための立派な努力だと思います。
ただ、そんな自分時間の確保のしかたには工夫が要ります。
だんなさんに協力してもらって〜と言うのは簡単ですが、すべての家庭でそれが可能なわけではありません。
でもやっぱり誰かに、もしくはサービスなどの何かに頼るのはある程度必須ではないでしょうか。
頑張っているママ・パパの中には、周りに頼るのが苦手な方が多い印象を受けます。
私自身もそうでした。
人に頼るくらいなら、自分でやったほうが楽だと思っていました。
周囲に頼ることを’甘え’と感じて躊躇したり、上手な頼み方、または断り方がわからず一人で抱えてしまうパパママも多いのではないでしょうか。
でもその結果ストレスを溜め、子どもたちにあたってしまうとしたら...それは本末転倒ですよね。
一歩踏み出すことはとても勇気が入りますが、自分が心を開きその一歩を踏み出すことで、世界も、可能性も広がります!
家族や友人の助け、またお住まいの地域のコミュニティサービスや民間サービス等もぜひ上手に活用してみてください。周囲と繋がることで、育児もますます楽しくなりますよ♪
そしてもう一つのポイントは、「まぁいいか」を増やす。
急いでいるときに子どもがトイレに行きたいと言い出す→「ええっこんな時に!?...まぁいいか、少しくらい遅れてもしょうがない」
家が散らかっている→「あーもうなんでこんなに家が汚いの!...まぁいいか、今日は疲れているから早く寝て明日片付けよう」
というように、’まぁいいか’が増えると、イライラするほどでもなかったかな?と、思える余裕が持てるようになっていきます。
この魔法の言葉’まぁいいか’を少しずつでも良いので使っていけるようにしましょう!
自分の機嫌を自分で取ること。
これが私にとっては親業の最優先事項です。
ってこれが一番難しいんですけどね^^;
私たちBetter Life Solutionsでは、育児の悩みや相談を共有できる場を提供したいと思っています。人に話すだけでも楽になったり、ストレスが軽減することもあります。またアンガーマネジメント入門講座や食育体験などを通して、様々な角度から知識や理解を深めることもできます。ご興味のある方は問い合わせの方からお気軽にお問合せください。また、インスタなどのSNSで日々育児に役立つ情報を発信していますので、是非そちらも合わせてご覧ください。
このコミュニティがみなさんにとって息抜きの場になれますように。
そしてまた活力や希望の場にもなれますように。
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